十日町から六日町に向かう途中、八箇峠という峠を通るんだけど、広く快適に整備された道ではないのに、交通量が多くて驚いた。十日町発新潟行の高速バスも、ココを通って六日町ICから関越道を走るようだ。
走り慣れたR17に突き当たってちょっとだけ長岡方面に戻った後、魚野川沿いにある
八海山泉ヴィレッジに到着。ここは
八海山泉ビールという地ビールの醸造所があり、石窯で焼いているパン屋も併設されていると言うことなので立ち寄ってみた。

先月社員旅行で行った新潟市西蒲区にある
カーブドッチワイナリーに雰囲気が似ている。あちらはワインを作って、こっちはビールを造っているというのが違うだけで、どちらも私やんばるが大好きな酒を造っている。もっとも今回はハンドルを預かっているので、好きな酒を飲むことが出来ないのが残念でたまらないけれど・・・。
中は想像していたよりも広くないが、すれ違うスタッフみんながにっこりしながらいらっしゃいませと挨拶をしてくれる。ごく普通のことなんだけど、なんだかとても気分がいい。
ビール醸造所は飲みたくなってしまうので後で見ることにして、まずはパン工房に向かう。パンは主にイギリスパンとベーグル等。見ただけで美味いというのが解ります。イギリスパンはちょっと持て余してしまうので、ベーグルとラスクを購入。店の中に居る間、次々にパンが焼き上がっていきます。なんだか楽しくなってきました。こういうパン屋は大好きです。
パン工房を出てビール醸造所をちょこっとだけ見学。と言ってもガラスの向こう側にある醸造釜を見るだけ。飲みたくなる衝動に駆られずに済んだ。ホッとする反面、残念感もちらほら。
建物は回廊になっていて、中庭には池がある。外側には庭が広がっている。今日は珍しくポカポカ陽気なのでちょっと外を散歩してみる。うーん、こんなに広い庭があったらいいなぁ~。
泉ヴィレッジを後にして、次に向かったのは、上越国際スキー場前駅。ここはプラットホームと階段しかない駅だ。都会出身のはるにとっては、こんな駅があること自体不思議とのこと。どこかでかける度に変わった駅に連れて行かされるので、最近はそれほど驚かなくなってきているようだ。
しばらくホーム上にいると、通過列車の自動案内放送が流れ始めた。あれ?上り下りとも、列車が到着するまで30分以上あるはずなんだけど。ああそうか、貨物列車の通過だなと予想していたら、なんとコレが来た。

これはHK100のリニューアル車のようだ。へー、こんな偶然ってあるんだねー。ほくほく線沿線に咲く花々をイメージしたラッピング車。塗装でコレを作るのは大変そうだ。はるはしきりにキレイな電車だと言っていた。また、発車するときの音が京王線みたい!とも言っていた。うん、その通りだ。コレはVVVFの作動音。ほくほく線は地方ローカルの第3セクター鉄道だけど、使っている車両に搭載されている基本的な電気機器は、大手私鉄の現役車両と大きく変わらないから、京王線のそれと似ているのも当然と説明した。もちろんはるは、
ふーん。
という返事。分かる訳ないよなぁ。でもほくほく線の魅力は乗らないと分からないんだよなぁ。田園地帯を平然と爆走するローカル列車・・・。
ほくほく線のラッピング車を見送った。

さて、そろそろ宿に向かうとするか。
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