先週の金曜日、外に出掛けたまま帰って来なかったんです。
ついにあの時期が来たのか オス猫はある歳になると長期間外出するものだと、今までの経験からそう思っていました。いわゆる男を磨く旅です。また、昔住んでいた場所で飼っていた猫は、みんな10日から2週間ほどで無事に帰ってきたので、今回も無事に帰ってくるものだと思っていました。今住んでいる場所は、周りが田んぼだらけで以前住んでいた街よりも交通量がはるかに少ない場所なので、外に出しても大丈夫と思っていました。
でもそんな考えは甘かったんです 多分男を磨く旅じゃなくて、いつもの徘徊だったんでしょう。見つかった場所が意外にも家の近くでした。幸いそこは母の散歩コースで、その途中で偶然農家の納屋近くの垣根で蹲っていたところを発見したとの事。そして今日たまたま休みだった私のケータイに一報が入ったので駆けつけ、すぐに保護しました。家に戻るまでの間、すれちがう車にもの凄く怯えていたので、多分車にはねられたんじゃないかと思います。家に着くまで、しっかりと抱いてきました。
家に着き、腹が空いているだろうとマグロのブツを数切れ与えると、ペロリと食べ切っちゃいました。追加でまた与えて残すのを確認して、体のチェックをしました。
●上顎下顎の切歯(犬歯の間の小さい歯)数本無くなっている
●唇が切れている
●腹の皮膚が赤黒くなっている
●後ろ足に多数の切り傷有り
●前足に黒い筋 これだけの状況証拠から察するに【よも】は間違いなく
交通事故に遭っています! これは猫飼い歴40年弱の我が家であっても、素人の手には負えません。一刻も早く動物病院で診てもらわないとマズイです。と、昔からお世話になっている動物病院へ駆け込みました。
獣医の先生に、発見から連れてくるまでの状況を説明します。触診で下腹部を触ると、【よも】は凄く痛がりました。
●腸が腹の中で飛び出ていないし食欲もあるので内臓は大丈夫
●骨も折れていない
●痛み止め作用のある抗生物質を注射
幸いにも車に轢かれたのではなくて、 跳ね飛ばされたようです とりあえず今日は様子見で一旦うちに帰って、また明日来て下さいとの事。それを聞いて、まだ完全に安心ではないけれど、ちょっとだけ一安心。
病院に連れて行く時、ケージに入るのを嫌がったり、プレで移動中にニャーニャー鳴いたりしていましたが、帰りは自分の置かれている状況を察し、自らケージの中に入り、移動中も鳴き声一つあげませんでした。ようやく安心したんでしょう。
うちに到着して落ち着いたのか、スープ仕立てのエサを与えるとペロペロと完食。満腹になったのかいつものように手の上に顎を乗せて、スーピー スーピー と寝息を立て始めるではないですか!獣医の先生の言ったとおりだと確信しました。
とりあえず明日もう一度病院に行って診てもらってからです。
で、こうなってしまったのも、やはり飼い主のせいです。
猛省します ヾ(_ _。)ハンセイ… もう外で飼う事はしません。もし外に出す時は、胴ハーネス装着でリードを持って散歩させる事にします。
今回は幸いにも【よも】の命を落とす事は無かったのですが、大抵は
猫の交通事故 = 轢死 です。こんなことになっては猫も可哀想だし、飼い主も可哀想だし、ドライバーも嫌な気分になります。猫を飼っているみなさん、どうか外飼いは辞めて下さい。お願いします。
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