ここを初めて通ったのが、多分もう30年以上も前のこと。今でこそ東京メトロという名称に変わったが、当時は帝都高速度交通営団という堅苦しい名前だったなぁと、思い出しながら改札を通過。当時は緑色で薄っぺらい切符だったけど、今はチケットレスのSuicaで。
北千住方面行きのホームに立つと、地下鉄独特の匂い。なんか凄く懐かしい。かつて東武伊勢崎線沿線に住んでいた俺にとって、日比谷線上野駅は東京駅や新宿駅よりも、最も身近なターミナル駅として利用していた。
しばらくして北千住行きの列車が到着したので乗り込む。車内は座席が全て埋まるほどの乗車率。降りる南千住駅は3駅先。10分もかからないし、ほろ酔い気分で車窓を埋め尽くすトンネルの壁を眺めながら、時々吊り広告に目をやる。そーいや、東京在住時は、こんな風に電車通勤していたっけなぁ。
入谷・三ノ輪を過ぎると、列車は地上へ出た。終点北千住に向かう途中で隅田川を越えるため、高架線になるのだ。目的の南千住駅に到着したので下車する。降りた客はそれほど多くない。というか、南口へ向かう客は多分5人くらい。改札を出て、人生史上初めて南千住に降り立った。

ファーストガンダム第1話風に・・・。
さて、これから俺が向かう先は、山谷と呼ばれる地域にある簡易宿泊所。通称ドヤ。山谷は日雇い労働者が集まる地域で、治安や衛生面で不安が残るイメージ。今回は、宿泊費節約のためと、人生経験上体験してみたいというのが理由である。
駅から予約した宿まで、徒歩5分ほど。途中何事もなく無事到着しチェックイン。wktkしながら部屋に入ると、
ホントに狭い!! 
頭の中で想像していた以上に狭い!でもこんなに狭い空間だけど、必要最低限のものは一通りそろっている。TVはあるし、持ち込み用の物を入れる冷蔵庫もある。あと、忘れちゃいけないのがコンセント!これがあるだけでも嬉しい。前回利用したカプセルホテルの場合、客室内にはコンセントが無いのだ。ということで、モバイル機器の充電が可能。ちなみに充電した物は、
・Bluetoothハンズフリー
・FOMA補助充電アダプター
・TOSHIBAタブレット
・ガラケー
・GPSロガー
しかも、全館無線LANが使えるとのこと。出先でSNSを使えるのは嬉しい。どーせ寝るだけの部屋なんだから、といっても、これだけ使えれば狭くても無問題♪
あと、大人向けのチャンネルが1ch無料になっていたのが嬉しいッス!!
----------------そして、いつの間にか寝ていた!----------------
朝、起きてカーテンを開けてみると、
東京スカイツリーが目の前に!! 写真では小さく見えるけど、肉眼では意外と大きく見えた。
昨晩は、すっかり酔いつぶれてしまって寝てしまい風呂に入れなかったので、朝風呂に入ることに。浴槽は適度に大きく、8人ぐらいは同時に浸かってもゆっくりくつろげそう。ただし、洗い場は少々窮屈になってしまうかも。
各フロア毎に洗面所(フツーの流し)があり、そこで歯を磨き顔を洗った。ちなみにお湯は出ない。いや、正確にはお湯が出る蛇口は無い、だ。そしてトイレ、フツーのシャワートイレ。特段汚れているとか壊れているとか全くない。快適そのもの。
出発の身支度を終え、宿のスタッフにお世話になったと挨拶をして、南千住駅に向かう。再び日比谷線に乗り込み、秋葉原駅に向かう。そこから徒歩でUDXパーキングにMyプレを取りに行く。
さて、これからかつて住んで働いていた町、府中市に向かう。
意外と長くなってしまったので、その4へ続く。
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