やんばるくいなの日常的業務日誌　～今日の出来事～

　案内所は3Fにあるので、狭い階段を2フロア分登ってようやく案内所に到着。向こうではるが手を振っているのを発見！おお！我が愛しき妻よ！しばしの別れはさぞつらかっただろう？と問うてみると、全然とのつれない答え。なんだよ、せっかく心配してやったのに・・・。

　係の人から部屋の鍵を受け取った。俺たちの船室は特等船室。新婚旅行だからちょっと奮発してみた。
 
 室内は意外にも広かった。過去に泊まったことのある怪しいビジネスホテルの部屋よりも俄然清潔感があって、機能的で広い。ライティングデスクがノートPCが具合良く収まる広さなので、ここでブログの書き物をするには丁度良い。上の写真右はなんだかゴチャゴチャしているけど、船旅を過ごす部屋としては十分快適だっという証拠なのである。←言い訳に聞こえるのかもしれないけれどね。

　船室に向かう途中２等船室が見えたけど、意外と一部屋あたりの収容人数が少ないように思えた。以前鹿児島・那覇航路に乗ったときは、何10人もの乗客のいる部屋で窮屈な思いをしたけれど、ここだったらそこそこ快適に過ごせそうな気がする。もっとも快適度は同室する乗客に大きく依存してしまうのだけれどね。

　船室内に入り一息つくと、荷物を置いて船内探検。まずは脱出経路の確認。後部デッキに脱出時の乗客集合場所があるのを確認。実際にここに集まることがないように航海の安全を祈ろう。

　ロビーには人がごった返していた。隣接する売店やゲームセンターも大盛況。とりあえず売店をチェックしてみると、美味そうなつまみを発見。秋田名物のいぶりがっこの小さいパック。ちょっとつまむにはちょうどよい分量。値段もお手頃感たっぷりの100円。美味そうなつまみが手に入ったし、そろそろのどが渇いたので部屋に戻ることにする。

　部屋に戻って手作りの弁当を開ける。夜食兼つまみと翌日の朝食用に作ってきた。それを肴にはるとこれから仲良く一生涯過ごせるよう乾杯。しばらくすると、エンジンの振動が伝わってきて静かに動き出した。23時30分ついに出航だ。窓から外を眺めると、港の灯りがゆっくりと流れているのがわかる。

　晩酌も終盤にさしかかると意外に酔っていることに気がついた。酒でではなく船にだ。そーなんだよ、俺船酔いするんだよ。電車・バス・飛行機には酔わないんだけれど、船にだけはどーしても慣れることが出来ない。一番乗る機会がない乗り物だから仕方がないか。気持ち悪くなる前にとっとと寝てしまえ。ということで、旅行初日は船酔いで終了。