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言うまでもなく夫婦2名の名だ。この瞬間、
ただの北海道旅行じゃなくて新婚旅行なのである
と再認識。←忘れていたのかよ！？ゞ(￣∇￣;)ヲイヲイ
部屋に荷物を置いて一休みしたら、いざ大浴場へ！古い旅館故、増築に増築を重ねているのがよく分かる。バリアフリーって何？と言わんばかりに、廊下の途中にある数々の階段。おお、ひなびた旅館はこうでなくっちゃ！結局大浴場まで150mくらい歩いたんじゃないかなぁ。
大浴場はもうもうと湯気が立ち上っている。床はタイルではなく天然木。板に湯が染み込んでいい色している。湯に浸かる前に体をよく洗って、お楽しみの浴槽へ。
あ"～～～～～～～っ
気持ちいい～～～～！最高だ。先客が一人いたんだけど、俺が体を洗っているうちに出て行ってしまったようだ。だから今は至上の快感を独り占め。浴槽が3つと打たせ湯が1つがあって、そこを数分おきに入り直す。低温湯から高温湯へ順番に入る。最後は打たせ湯で脳天に刺激を与える。これがまた気持ちいいんだ。
ちなみに男湯と女湯は、曇りガラスがはめ込まれた仕切りのみで分けられている。女湯は男湯のレイアウトとは線対称のようだ。仕切り越しにはるを呼んで見ようと思ったが、どうやらあちら側には何人かいるようだ。ってことで、呼ぶのを辞めた。
風呂から上がるとスッゲーのどが渇いた。こうなってしまってはもう誰にもとめることは出来ない。欲望の赴くがままに突進。
もうビールっきゃないっしょ！
自販機でビールを買って、部屋に着くまで我慢できず、その場で開封しグビッと。
プハーッ！
はるが部屋に帰ってから飲むようにと注意するけどどこ吹く風。そんなことお構いなしに、はるにも一口飲ませた。どーだ？美味いだろ？はるも
プハーッ！
さすが我が嫁。スルメ食べたいねとまで言ってきた。おお、今俺もそれ思っていた。似た者夫婦とはよく言ったもので、まさしくこのことかもしれない。
夕食の時間になり、食堂へ向かった。部屋出しの食事でないのがちょっと残念だが、まぁ安いので仕方がない。献立は至って普通。北海道ならでは！とか登別ならでは！というのは全く無い。だからといってガッカリしている訳じゃなくて、むしろ明日以降も再び北海道グルメ食い尽くしを美味しく行うための箸休めみたいなモノだ。
食事を終えてお腹が落ち着いた頃、再び風呂に入った。浴槽巡り3回転ほど行って、部屋に戻る。はるがどこからとも無くゴルゴ13のコミックを3冊も持ってきた。どれどれ、と読み始めたらもう止まらない。結局12時近くになって全て読み終えた。
と、登別の夜は更けてゆくのであった。
