やんばるくいなの日常的業務日誌　～今日の出来事～

　さっきまで走ってきた国道36号線に別れを告げ、白鳥大橋のアプローチ路から国道37号線だ。驚いたことに、こんな便利で巨大な橋なのに、通行料が無料。また、ここに至るまでの別ルートで室蘭新道と言う自動車専用道路も通行料が無料とのこと。ほほー、北海道はこんなところでも太っ腹なんだなぁ。さて、アプローチのループ路をぐんぐん上っていくと、ついに橋にさしかかる。橋の上はかなり高い。港を跨ぐのだから、行き交う船舶に干渉しないように相当高い位置に橋桁があるに違いない。車を停車させて外を眺めるなんて事は御法度だが、もし可能であればきっと眺めが良いだろうなー。

　橋を渡り終えると町の様子は一変し、急に田舎道になった。田舎道だからと言って走りにくいと言うことは微塵も感じさせない。路肩が十二分に広い故か、非常に走りやすい。それと、カーブや峠が信じられないほど緩やかで、単なる丘の起伏ではないかと思ってしまうほど。少しもスピードを落とすことなく走り抜けられてしまう。

　今度は伊達市にさしかかる。伊達って、あの伊達氏と関係あるのかな？何故北海道伊達？と言った疑問が湧き出て、旅行後伊達市公式サイトで調べた。超簡単に説明すると、仙台藩一門亘理伊達家領主の伊達邦成とその家臣・領民たちが集団で移住をして開拓したが現在の伊達市だったというところから来ているそうだ。なるほどね。こうして小さな疑問を解決すると、やっと胸のつかえが取れたような気がする。

　伊達市は新潟県内でもよく見かける、国道沿いに商業施設が建ち並ぶ街並みだ。全国展開をする店舗が多い。なんか自分が住んでいる町に戻ってきたかのような感じがしないでもない。じゃあ素通りしようかと思った途端道の駅を発見。道の駅好きな俺たちは有無を言わさず車を突っ込む。

　道の駅に寄ってその土地の特産物を見るのが好きなのだ。もちろん見るだけでなく、食べることもあるけどね。それでこの道の駅にはなんと駅弁がある。道の駅の駅弁は初耳だ。駅弁や空弁はよく耳にするけど、道の駅の駅弁とはねぇ。早速買ってみる。味の感想は後でね。


　伊達の道の駅を出ると、程なくして次の道の駅に到着。今度は道の駅あぷた。虻田(あぶた)なのにあぷただ。今度はどんな食べ物で俺たちを誘惑してくるかな？

キタ━━━━━━（゜∀゜）━━━━━━　！！！！

　北海道と言えばトウキビだよね。そーいや、まだ食っていないなぁ。で、売店で買ってきたのは茹でトウキビ。焼きトウキビの香ばしさはないけれど、ピュアにトウキビの味を楽しむにはコレが一番。朝採りトウキビかどうかは分からないけれど、そんなことはどうでも良くなるくらい、美味かった。かぶりついた瞬間、トウキビの粒にたっぷりと詰まっている甘い汁が口の中にジュバーっと吹き出してくる。おお、凄いぞこのトウキビは。これはここじゃなきゃ味わえないな。この道の駅に来たら、茹でトウキビを絶対オススメします。

　あぷたを出発すると、洞爺駅前を通り過ぎる。洞爺駅と言えば、大阪と札幌を結ぶ寝台特急トワイライトエクスプレスの停車駅。で、その洞爺駅。1つ前の停車駅はなんと新潟県の新津駅なのである。もっとも途中で運転停車を何ヶ所かするんだけれど、旅客扱いに限って言えば、新潟県～北海道はノンストップ。なんともカッ飛びな寝台特急である。ちなみに、我が最寄り駅である長岡駅にも停車する。いつかは乗ってみたいなぁ。

　洞爺駅前を過ぎると、室蘭本線は国道37号線と絡み合うように、一路長万部を目指す。室蘭本線の下をくぐってしばらくすると、次の道の駅に到着。今度は道の駅とようら。カントリーサインにも描かれているとおり、この町はいちごが名産らしい。施設の中に入ってみると、なんと真夏なのにいちごが売っている。こんな事ってあるんだねー。真冬にスイカを売っているのを見たことあるけど、その逆みたいなもんか。お、イチゴのジェラートがある。でもさっきトウキビを食べたばかりなのでパス。

　食べてばかりいるようだけど、まだちゃんとした昼ご飯は食べていない。というか、昼ご飯はこの先の長万部で待っているのだ。続きは次号にて！